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2020年3月19日(木)
日 時:2020年2月21日(金)
場 所:浜松町コンベンションホール
2020年2月19日(水)~21日(金)に第53回日本臨床腎移植学会が浜松町コンベンションホールにて開催されました。大会長の八木澤隆先生の御好意により、学会会期中に第9回RTC認定コーディネーターセミナーを行いました。テーマは、『腎代替療法と先行的腎移植(PEKT)』で、名古屋第二赤十字病院の後藤憲彦先生に御講演いただき、約140名の方にご参加いただきました。
近年PEKT希望の患者さんが増えています。PEKTであることのメリット・デメリットをご教示いただき、ベストなタイミングで腎移植をするための地域連携活動や、通常の腎移植よりPEKTは術前準備が短期間となるため、移植チーム内の密な連携をされているお話を聞かせてい頂きました。時間に余裕を持つことで患者さん自身も気持ちを整えることができ、我々も患者さんの気持ちをきちんと把握することができます。PEKTにおける移植コーディネーターの役割が重要であることを学びました。
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2020年3月19日(木)
日 時:2020年2月20日(木)
場 所:浜松町コンベンションホール
第53回日本臨床腎移植学会において、第1回JATCO総合研修会フォローアップセミナーを開催いたしました。
今回のセミナーは、相川厚先生(東邦大学名誉教授)と関真奈美先生(東邦大学レシピエント移植コーディネーター)を講師にお迎えし「みんなで学ぼう!移植後フォローアップ外来の実際」をテーマに研修を行いました。初めての開催ではありましたが、ディスカッションの時間も多く設け、活発な意見交換もあり、次の日から実践できる学びの多い充実したセミナーとなりました。当日は75名のご参加をいただき盛大な会となりました。ありがとうございました。アンケートの結果も踏まえ、来年度以降も継続して開催できるように検討していきたいと思っております。
2020年3月19日(木)
日 時:2020年2月19日(水)
場 所:浜松町コンベンションホール
2020年2月19日~21日、浜松町コンベンションホールにて第53回日本臨床腎移植学会総会が開催されました。コーディネーター部門ワークショップ(JATCO共催)は、「院内コーディネーターと都道府県コーディネーターの病院開発」をテーマに、高橋絹代さん (公益財団法人富山県移植推進財団)と中村晴美さん (聖マリアンナ医科大学病院 移植医療支援室)を座長に、活発なディスカッションが行われました。参加者は80名を超え盛況に終えることができました。
横浜県と富山県の院内コーディネーターからは、院内体制整備や、院内職員へ向けた啓発活動の工夫や課題について、新潟県からは臓器提供の可能性のある患者さんの臓器を評価する機構や病院職員の意思表示率をあげる取り組みなど多方面からのアプローチについて講演いただきました。茨城県と兵庫県の臓器移植コーディネーターからは「臓器提供施設連携体制構築事業に関する基幹病院と連携病院の連携について」と「院内コーディネーターの不安軽減のための取り組み」についてそれぞれ紹介し、ディスカッションの時間を設けました。ディスカッションでは、臓器提供意思のある患者やそのご家族の意思を尊重し、円滑に臓器提供のプロセスを進められるように、日ごろから施設内・施設間・都道府県と院内コーディネーター間の関係性を築いておくことが重要であるということが共通認識され、現場での活動の一助となるワークショップとなりました。
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2020年3月19日(木)
日 時:2019年10月11日(金)
場 所:広島国際会議場
2019年11月10日から12日にかけ、広島国際会議場にて第55回日本移植学会学術集会が開催されました。今回、学会と共催で行ったドナーコーディネーターシンポジウムは第3会場に於いて実施されました。参加者は80名を超え盛況に終えることができました。
内容は、「臓器提供後の院内スタッフのメンタルケア」というテーマで、田邊幸子先生(聖マリアンナ医科大学病院ブレスト&イメージングセンター)、中村晴美先生(聖マリアンナ医科大学病院移植医療支援室/神奈川県臓器移植コーディネーター)、石川牧子先生((公財)静岡県腎臓バンク)、松尾純子先生(飯塚病院 臨床心理室)の4名の先生方にお話いただきました。
今回のセッションから、提供後スタッフのサポートは各都道府県、各施設で実施されており、実際に提供後にサポートが必要なスタッフの把握やケア方法など確立されていない現状があり、このように臓器提供に関わったスタッフがネガティブな感情を残すことなく、次の症例に対応できる環境を作ることが、終末期にある患者家族の意思を生かすための活動につながり、結果的には臓器提供数増加につながることが示唆されました。ドナー部会としては、臨床心理士の協力のもとスタッフケアに関するアンケート調査を実施し、サポートが必要な状況や場面を知り、教育につながる活動が必要であると考えております。
今後も現場に還元できる教育セミナー等企画していきたいと思います。
2019年11月30日(土)
日 時:2019年10月10日(木)
場 所:広島国際会議場
2019年10月10日(木)第29回JATCO定期総会が行われました。出席者は21名(委任状出席117名)で、会員総数297名の5分の1以上の出席となり、会が成立いたしました。
総会は、高橋絹代氏が議長に選出され、議案に沿って報告・審議されました(資料)。すべての議案に対し意義なく承認されました。なお、本定期総会は、第55回日本移植学会総会会期中に行われました。総会会長 大段 秀樹 氏(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門 消化器・移植外科学 教授)ならびに学会スタッフの皆様に感謝申し上げます。
2019年11月28日(木)
日 時:2019年11月22日(金)〜24日(日)
場 所:東邦大学 看護学部
令和元年11月22日(金)〜24日(日)に、東邦大学 看護学部(東京都)において第18回日本移植コーディネーター協議会(JATCO)総合研修会が開催されました。
今年は、全国から87名(ドナーコーディネーターコース40名、レシピエントコーディネーターコース47名)の参加がありました。
初日から2日目の午前にかけては、両コース共通で移植医療に関する総合的な知識、法律や倫理、面接技術などについての講義が行われ、2日目午後から3日目はそれぞれのコースに分かれ専門的な内容の講義が行われ、活発な意見交換も行われました。
ランチョンシンポジウムでは、昨年に引き続き「臓器移植推進のためにできること」をテーマに、移植医師、臓器提供が可能な急性期病院の脳神経外科医師、移植をうけた患者さん、行政などから、それぞれの立場からの経験に基づいたお話をいただきました。
第18回目となった本研修会も皆様のご協力のお蔭で無事終わることができました。これからも本研修会を継続し、そして受講生のニーズにあわせた充実した内容の研修会を企画していきたいと考えております。
※アンケートの結果などは後日、本ホームページにてUPいたします。
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2019年11月28日(木)
日 時:2019年10月11日(金)
場 所:ホテルオークラ東京
第55回日本移植学会総会において、第7回レシピエント移植コーディネーターアドバンスコースを開催いたしました。
今回のセミナーは、湯沢 賢治(国立病院機構 水戸医療センター 臓器移植外科)先生を講師にお迎えし、「レシピエント移植コーディネーターが決める移植患者の長期予後:あなたの活躍が必要です!」をテーマに研修を行いました。次の日から実践できる内容をわかりやすく講義いただきました。フロアーからの質問も多くあり、それぞれの施設での工夫なども知ることができ、充実したセミナーとなりました。
当日は76名のご参加をいただき盛大な会となりました。ありがとうございました。
2019年04月09日(火)
日 時:2019年2月13日(水)
場 所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
第52回日本臨床腎移植学会(会期:2019年2月13日~15日)の初日に「日本版TPMを考える 医療現場と院外組織との連携」のテーマでJATCO共催ワークショップを開催いたしました。参加は約50名でした。
座長は、吉川美喜子医師(神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科 腎・血液浄化センター)と竹田昭子長崎県コーディネーター(長崎県健康事業団)です。初めに吉川医師より「スペイン、アメリカ、韓国など臓器提供の割合が上昇しているが、日本においては進んでいない状況」と「TPMモデルやトレーニング方法の紹介」等のTPMについての解説が行われました。次に、高橋絹代富山県コーディネーター(富山県移植推進財団)から、「都道府県コーディネーターの地域整備」について発表があり、体制整備はドナーアクションプログラムの手法を用い実施し、院内コーディネーターと共にPDCAサイクルで管理することで仕組みが出来上がって来た状況を説明しました。水谷淳史医師(浜松医療センター)からは、「移植医療における脳神経外科医の役割」と題して、脳外科と救急合わせて6名の布陣で14件の心停止及び脳死の実績が報告され、ドナー候補を把握し、選択肢提示、法的脳死判定、提供のプロセスの管理、医療スタッフとの業務分担の5つの重要なポイントをについて発表がありました。福井英人医師(浦添総合病院)からは、「救急注中治療医と臓器提供」についての発表があり、TPMで学んだドナーディテクションを実践し、週1回カンファレンスの後にラウンドを行う具体的な方法を紹介されていました。これは顔の見えるチームという意味においても効果があり、提供実績も上がっているという報告でした。
秋山政人新潟県コーディネーター(公益財団法人新潟県臓器移植推進財団)からは、「行政と臓器提供の関わり」です。医療計画として、臓器提供をどのように考えるかを図に示し、その重要性について発表されました。行政との協働は難しい部分ですが、その成功例は良好なコミュニケーションによる所と考えられました。
今回のディスカッションは、レジリエンスエンジニアリング セイフティーⅡに倣い、成功例から学ぶを柱に進められました。病院の中で円滑に展開されていく臓器提供の過程、そこに至るまでの活動、院外との連携など、良い人間関係や良いコミュニケーションが基本にあること、また、そうした良好な関係を発展させていくためにも、仕組みが大切でありPDCAサイクルなどを活用する事が有益である事を確認しました。